研磨作業時、どの様なマスクをお使いでしょうか?
おそらく上の写真の様なのを、学生時代から使っているという方が大勢いらっしゃると思います。
学校で渡される訳ですから、このマスクで役者不足とは思わないでしょう。
私も、就職してしばらくの間はそうでした。
袋に0.0001mm微粒子99.9%カットと書いてあるやん。ほとんど濾過されているし問題ないやんって。
かなりの量、濾過されていない
実はマスクの布の上を通過した空気が、 0.0001mmの微粒子99.9%カットなんです。
言い方を変えると、マスクの隙間から入ってくる空気は含まれていないという事です。
試しに、顔とマスクの隙間を手で覆って呼吸してみましょう。
息苦しくないですか・・?
空気流入量が減った分と同じ量、汚れた空気を吸っています。
私は、50%くらい隙間から入っているなと感じました。
おすすめのマスク
隙間がしっかり覆われたマスクです。
DS1とか、国家検定区分1合格品と商品に記載がございますので、それを目安にすると良いかと思います。(DS2やDS3は更に高性能です。)
このDS1のマスクに記載されている捕集効率は、80%以上となっております。
先に出てきたマスクより数字悪いやん。と思われるかもしれませんが、計測方法が違い、隙間からの流入も含まれていると思われます。
ですので、こちらの方が断然性能高いです。
マスクが必要な作業
研磨
誰もが思いつくと思うので、記載しなくてもいいと思いますが、一応。
石膏や埋没材を練る時
短時間なら良いかと油断してしまいがちです。気をつけましょう
集塵機の掃除
こちらも油断しがちですが、負担は大きいと思います。
石膏やレーズ砂の詰め替え
予想以上に粉塵が舞います。
レーズ砂は粒子形状がトゲトゲしているので、危険度高いかもしれません。
伝えたい事
歯科技工士は長時間労働して汚い空気吸うため、健康に長生きする方が少ないと感じています。
頑張って年金納めてきたのに、ですよ。
払った年金分戻ってくる。それ位までは生きないと勿体無いと思います。
現実は早死にする人が居るから、長生きする人に年金を回せる訳ですが・・・。
そんなに社会貢献しなくても良いんじゃない?
最後に一言
皆様の健康をお祈りします。
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