雨天時に後退する時視界が悪く、運転に不安があったので、自動車サイドミラー用撥水剤が欲しいと思いました。
しかし、ガラコミラーコートZERO〈ゼロ〉とスマートビュー サイドミラーコートのどちらが良いのか分からなかったので、2種類購入して比較しました。
結果
結果を先に言いますと、サイドミラーに使用するのであれば、内容量に対しての価格が安い(2023/5時点)、広角に拡散するスプレー、といった理由から「スマートビュー サイドミラーコート」がおすすめです。
ですが、バックカメラに使用するのであれば、スプレー範囲の狭い「ガラコミラーコートZERO〈ゼロ〉」の方が使いやすいかもしれません。
外観
どちらも商品名が何処に有るのか分かり難いですね。
ガラコミラーコートZERO〈ゼロ〉はスプレー容器左、台紙に小さな文字で、スマートビュー サイドミラーコートはスプレー容器本体に目立たない色で書かれています。
内容量は、ガラコミラーコートZERO〈ゼロ〉40ml、スマートビュー サイドミラーコート50ml。スマートビュー サイドミラーコートはガラコミラーコートZERO〈ゼロ〉の1.25倍の内容量があります。
台紙や包装は、ガラコミラーコートZERO〈ゼロ〉の方が、ホッチキス止めがなく、保管時に再利用し易いと思います。
使用方法
使用方法、施工後の注意は殆ど一緒です。
違いはスプレーする時の距離で、ガラコミラーコートZERO〈ゼロ〉は15cm離す。スマートビュー サイドミラーコートは10cm離す。と書かれています。
スマートビュー サイドミラーコートの方が、広範囲に広がるスプレーなのでしょう。
使用方法をまとめると、1:施工場所を綺麗にする。 2:飛び散らない様に囲いを付ける。3:全面にスプレー。4:乾燥(夏季1時間、冬季2時間)
施工後の注意は、指で触ったりタオルで拭いたりすると剥がれるので「触らないで下さい」です。
施工
比較のため、右ミラーをガラコミラーコートZERO〈ゼロ〉、左ミラーをスマートビュー サイドミラーコートで施工しました。
施工場所を綺麗にする
油分等の汚れを落とすために、アルコール除菌スプレーを吹きかけてティッシュで拭き取りしました。
スプレーする
先ずは、右ミラーのガラコミラーコートZERO〈ゼロ〉
説明書きには、飛び散り防止に台紙を使用すると記載されていましたが、台紙を再利用したいので使用済みテッシュ箱を使用しました。
長さが足りなく15cm離すと周辺に飛び散りそうなので、10cmくらいの距離で噴射する事にしました。
ミラー中心あたりは全面に吹きかけられましたが、外周は妥協しました。
飛散防止のテッシュ箱下部の、液貯まりが溢れそうでしたので。
次は、左ミラーのスマートビュー サイドミラーコート
同様に、テッシュ箱で囲いを付けて、10cm離してスプレーします。
慣れたおかげか、適正距離が10cmのスマートビュー サイドミラーコートのおかげか、ガラコミラーコートZERO〈ゼロ〉より、全面に塗れました。
どちらも、全面が濡れる様に一気に塗りましょう。乾きかけて継ぎ足す様にスプレーすると失敗します。
乾燥
特に何もせず。
今の季節は春なので、夏季と冬季の間をとって1時間30分乾燥させます。
施工完了
ガラコミラーコートZERO〈ゼロ〉とスマートビュー サイドミラーコート共に、水の付着が無い時は、施工前との違いは感じられません。
水を吹きかけました。
ガラコミラーコートZERO〈ゼロ〉
端の方に塗り残しはありましたが、施工面は驚くほど水滴が付きません。
スマートビュー サイドミラーコート
ガラコミラーコートZERO〈ゼロ〉と互角の撥水力です。
外周まで綺麗に塗れた分、全面撥水出来ています。
耐久性
ガラコミラーコートZERO〈ゼロ〉1ヵ月後
コーティングの劣化というよりは、コーティング上に付いた砂埃に、微細な水滴が付き易くなったという感じです。視界はまだまだ良好です。
スマートビュー サイドミラーコート 1ヵ月後
ガラコミラーコートZERO〈ゼロ〉と一緒です。
ガラコミラーコートZERO〈ゼロ〉2ヵ月後
コーティング上に付いた砂埃や蜘蛛の巣なんかに、水滴が乗っかっている感じが増えました。
写真は霧吹きを使用したので沢山水滴が付いていますけど、走行の振動や風で水滴は落ちる為、2ヵ月目ではまだ塗り直しの必要性は感じません。
スマートビュー サイドミラーコート 2ヵ月後
ガラコミラーコートZERO〈ゼロ〉と変わらず。
3ヵ月後
検証出来ず。車検に出したら拭き掃除して下さっていました。
2ヵ月半と少しくらいの雨で、「そろそろ塗り直しかな」と感じていたので、ガラコミラーコートZERO〈ゼロ〉とスマートビュー サイドミラーコート、どちらも耐久性は3ヵ月位です。
欠点
結露による水滴や霜が拭き取れない。
10月半ば頃、結露による水滴が付くのですが、拭き取れなくて困ります。
そこで、
霜取りを使い、フロントやサイドガラスに付いた水滴を集めて。
サイドミラーに水をかける。
これで、撥水コーティングを剥がさず、結露による水滴を落とせます。
私が使用しているのとは違いますが、同じ用途の商品です。
スプレー容器の方が簡単かもしれません。
凍るとどうしようもない
ミラーヒーターが付いている車なら、ミラーコートをしたまま冬を越せるかもしれませんが、
私の車には無いので、冬の間、コーティングをはがしました。
まとめ
サイドミラーに使用するのであれば、内容量に対しての価格(2023/5時点)、広角に拡散するスプレー、といった点から「スマートビュー サイドミラーコート」の方がおすすめと思います。バックカメラにも使用するのであれば、スプレーが狭い範囲の「ガラコミラーコートZERO〈ゼロ〉」が良い選択かもしれません。
冬の期間は結露や凍結に困るので使い難いですが、それ以外の季節はいつも塗っておきたいと思いました。
どちらも甲乙つけがたい撥水力で、雨天時の視界向上に効果があると感じました。
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