ナイロンコードで草刈をしていたら、車の窓を割ってしまったお話です。
事前経緯
いつもは230mmのチップソーを使用していましたが、違うのも試してみたくなり、この日はナイロンコードを使用しました。
↑ナイロンコード
↑チップソー
商品の取扱い説明書に、作業者から半径15mは危険区域という様な内容が記載されていたので、それなりには慎重に作業していました。
しかしこれを当時、半径15mというのはエンジン出力全開で、さらに飛び易い角度で当てた場合の最大飛距離と解釈していました。
出力抑え気味(70%)位なら飛距離10m、角度に気をつければ最大飛距離でも7m位だろう。そのうち、車を破損させる程の速度で飛ぶのは4m位だろう。
と、丼勘定ですが、一応気をつかっています。
事故の状況
もしうっかり小石が飛んでも、問題ないだろうと思う距離をおき、下の土にも当てない様注意を払いながら、草だけにナイロンコードを当てていました。
「ブーン」「ベシベシベシ」草を刈る音
「ドン」「バラバラバラ」
「何だ!?」
「あ、割れてる」
小石を弾いて、「しまった」みたいなの全然ありませんでした、しかし他に原因は見当たりません。
そんな簡単に割れるの?とか思いつつ近寄ると
やっぱり割れていました。
車内も、黒い粗目糖みたいなのがいっぱいです。
細かく割れる強化ガラスではありますが、内装のプラスチックに傷が多数出来ていました。もし中に人が居た場合はいくらか負傷すると思います。
子供を乗せるので、飛散防止にフィルム張っておこうと思いました。
原因
地面に接触させていないのに小石が飛んだ理由として、草の上に小石が乗っていたのかもしれません。
近くの畑を耕した時や、雨水の跳ね返りで起こりうる事と思います。
これを、高速回転するナイロンコードが弾いて、野球のバットがボールを打つ様に小石を飛ばしたとすれば納得できます。
飛ばした事に気づかなかった理由としては、小石がとても小さかったのだと思います。
想像ではありますが、軽いナイロンコードであれだけ飛距離が出るという事は、コードの自重より石が軽かったのでしょう、米粒大か、それより小さかったのではないでしょうか。
対策
対策といっても、小石の飛散を完全に防ぐ方法がありませんので、ナイロンコードは近くに壊れそうな物がある場合、使用しないのが最善策ではないでしょうか。
今回の事故は、車にカバーをかけていたら防げたと思います。
塗装面が傷になる懸念はありますが、ブルーシートでも代用できそうです。
まとめ
ナイロンコードは、作業者自身の安全性やコンクリート際等の障害物際には有利ですが、チップソー以上に周囲に気を使う必要があります。
そして、車側面の窓ガラス(強化ガラス)は並大抵の事では割れませんが、刈払機から飛ぶ小石に滅法弱いと学びました。
車にカバーをかける、道路脇の草刈は通行車両に注意する、周囲の人(共同作業する人)も安全メガネをかける等、事故の起こらない様に気をつけましょう。
窓を修理した記事はこちら↓
車の窓ガラスを応急修理する