私は、平成28年頃に都会から、田舎に引越ししました。
1~2人暮らし用1ldkアパートから、家土地込みで200坪程度の借家一軒家への移住です。
田舎といっても、車があれば買い物も片道10分とあまり不便しない地域ですが、田舎暮らしを考えている方の参考になればと思います。
良い事
家庭菜園を楽しめる
取りたて野菜はおいしく、2歳の子供も喜んでミニトマトとか収穫してくれます。
運動にもなり、腕の筋肉付きました。
家族が増えても余裕有り
子供が生まれて、1~2人用アパートでは厳しかったかなと思います。広いのは有り難い。
庭で遊べる
お金をかけない遊びはし易いですね。
庭でBBQとかできます。
駐車場代がいらない
庭に普通車4台くらい置けます。
隣の家が遠い
騒音をあまり気にしなくて良い。子育ては結構うるさいですから。
事業所権自宅にできる
貸主と要相談ですが、アパートでは難しいでしょう。
野菜が安く美味しい
無人販売所や農協等、地域の野菜を販売しているお店があり、旬の野菜が非常に安く入手できます。
結構大きいキャベツ1玉150円とか、玉葱4つ100円とか、ゴーヤ2つ100円とか、顔くらいの大きさのかぼちゃ1個100円なんて時もあります。
魚貝類も安く美味しい
都会か田舎かというより、海が近いという事の方が大きいと思いますが、魚も安い事が多いです。そして美味しい。
収穫時期になれば、牡蠣が殻付きで売られています。
市役所の待ち時間があまりない
時間帯にもよるのかもしれませんが、待ち人0人の時も結構あり、多くても1桁です。
いまいちな事
公共交通機関が使いづらい
徒歩圏内のバス停は、一日4本のみ。それも日中の明るい時間帯に纏まっています。
電車の最寄り駅までは車で15分、運行は30分に1本とかそんな具合です。
車必須
公共交通機関が上記なため、車がないと子連れでどこかへ出かけようという気になれません。
保育園の送迎を考えると、大人一人に一台欲しいですね。
保険料とか維持費が必要です。
可燃ごみの袋代がかかる
一般的な買い物袋の大きさが1枚15円
地味に出費です。
草刈が大変
夏場は毎週必要です。やらないと虫や蛇の住処に。
作業時間に加え、刈り払い機の維持費、燃料代が必要です。
光熱水道費高い
予想以上でした。
冷暖房
家の気密性能が低いため多く掛かります。また、アパートと違い隣の部屋からの断熱効果が得られません。
ガス代
LPガスの為、高価ですね。風呂にかかる費用が、電気や都市ガスのおおよそ2倍です。
水道代
地域によると思いますが、私の所では、上水道代と同額の下水道代が必要なので、実質2倍近くになりました。
お金は溜まらない
雇われで働くとすると、都会より平均給料は安いです。
安い野菜代や家庭菜園を考慮しても、余裕はできません。
親族の持ち家や、不動産屋やインターネットに載らない様な、激安物件に住むとかなら違うかもしれませんけど。
散歩が楽しいと思ったけれど
毎日近所だけだと、飽きてしまいますね。
外歩きが楽しい期間は少ない。
冬は風を遮る物がないので、風が強くて寒いです。
夏は日を遮る高層ビルなんて全く無く、常に日なたです。
夕方の涼しい時間帯は、野焼きで煙たい事が多いです。
虫も多いですね。
どちらともいえない事
家賃
不動産屋で借りる金額としては、都会の1~2人用アパートと、田舎の200坪程度の土地付き一軒家ではあまり変わりませんでした。
個人間で取引できれば、もっと安くできそうですが、伝手が無いとなかなか難しいと思われます。
人付き合い
近所の方と話す機会は増えますが、都会に住んでいてもお店や近所の人と話はするし、あまり変わりないと思いました。
年3回ほど地域の住民が集まっての掃除なんかがあります。必ず参加しなければいけないものではないけれど、人付き合いを全くやりたくない人には田舎暮らしは向かないと思います。
空気の綺麗さ
田舎だから綺麗というのはないと思います。逆に都会の方が規制が厳しくて、綺麗かもしれません。
車は普通に走っていますし、ディーゼルのトラックやバスとか通ると臭います。
農地管理のために野焼きも有ります。
今の日本で綺麗な空気を望むなら、山奥の一軒家か離島しかないと思います。
この様に記載していますが、車や野焼きが反対という訳ではありません。
田舎では車が無いと、殆ど外出不可能になってしまいます。また、野焼きを禁止されると草の処分にかなりの費用が掛かってしまいます。
利便性と快適性の兼ね合いで、車は空ぶかしや長時間の暖気運転をしない、野焼きは風向きを気にして長時間に渡って煙たい人を作らない、等のいくらか周りに気を使っての使用は問題ないと考えております。
まとめ
家が広い方がいい。家に仕事部屋が欲しい。家庭菜園をしたい。車に乗りたい。人付き合いが好き。野良仕事が嫌いじゃない。
といった事が当てはまる人には、田舎暮らしを是非お勧めします。
反対に、上の事が当てはまらない方や、お金を溜めたいという理由だけな方は向かないと思います。