今まで窓ガラスの撥水剤に超ガラコを使用していましたが、そろそろ無くなりそうでしたので、試しにスマートビューone耐久タイプを購入してみました。どちら共フッ素系といわれる耐久性の高い種類です。
折角なので、超ガラコとスマートビューone耐久タイプを半々で塗り分けて、比較してみました。
外観
表側、ガラコの包装は捨ててしまいました。
裏側、包装を捨てたら説明書きの一切ないスマートビューに対して、ガラコは親切です。
使用方法の違い
一部省略して記載しています。
超ガラコ
1、汚れやホコリを洗い落として、乾かす。
2、液を塗る。
3、5~10分液を乾燥させてから、乾いたタオルで拭き上げる。
4、より強固に定着させるには、拭き上げ後12時間乾燥させる。
スマートビューone耐久タイプ
1、汚れやホコリを洗い落として、乾かす。
2、液を塗る。
3、液が乾く前に乾いたタオルで拭く。
4、なし
1と2は一緒で、違いは3と4。
液が乾いて拭き取る(ガラコ)か、乾く前に拭き取る(スマートビュー)かの違いと、拭き取り後12時間乾燥でより強固になる(ガラコ)か、そんな記載なし(スマートビュー)かの違いです。
今回、ガラコは乾いてから拭き取り、スマートビューは乾く前に拭き取りたいと思います。同一条件では無くなりますが、ここは説明書通りとしました。
拭き取り後の12時間乾燥は両方共行いました。
使用前準備
窓ガラスの汚れや油膜を取り除くため、キイロビンを使用しました。
全体が写真右上みたいに水を弾かなくなるまで、水を付けて擦ります。
擦り終えたら、水で洗い流してから乾いた布で拭き取ります。
塗る
運転席側が超ガラコ、助手席側がスマートビューone耐久タイプの半分づつ塗り分けしました。
ガラコの塗り使用感
塗った液の余剰分というのか、塗った後が白くなって今どこまで塗ったか分かり易いです。
塗って5~10分乾燥とあるので、時間掛かるなと感じていたけれど、その後の拭き取り作業が凄く楽です。
液が乾いて白くなった所が、布で撫でるだけでポロポロ剥がれる感じです。
スマートビューone耐久タイプの塗り使用感
ガラコと反対ではありますが、液が透明でどこまで塗ったか分かり難いです。
乾燥前に拭くとありますが、この日は風が強くて数秒で乾いてしまいました。
仕方がないので、斑にならない様にしっかり拭き取る事としました。この拭き取り作業が大変でして、ガラコの乾燥時間にあたる5~10分ゴシゴシ拭いて、ようやく斑が無くなったと感じられる様になりました。
(拭き取りが甘いと、夜間外が見難くなる事が予想されます。)
塗りにかかる時間は一緒、楽なのは超ガラコだと思います。
その後両方とも12時間以上乾燥させました。
翌々日の撥水力
中心より左が超ガラコ、右がスマートビューone耐久タイプ。
目を凝らして見ても、撥水力に差は感じませんでした。
耐久性
1ヶ月後
室内から撮影しました。向かって左がスマートビューONE、右が超ガラコです。違いは全く分かりません。
5ヶ月後
上の写真と同じ位置から撮影、向かって左がスマートビューONE、右が超ガラコです。
全体的に撥水力が落ちていますが、左右差は分かりません。
ワイパーで擦れないところも撥水力が落ちていましたので、摩擦以外の要因でも撥水力が低下すると思います。
余談ではありますが、フッ素系のガラスコーティング剤はシリコン系と比べて、劣化して撥水力が弱ってきた頃の視界の悪化が少ないと思います。シリコン系を劣化したまま放置すると、何も塗らない方がましという事になりますので。
まとめ
塗りと拭き取り作業が楽なのは超ガラコ、撥水力や耐久性は一緒という結果となりました。
作業性や、塗り斑による視界悪化の心配が少ないといった点で、万人におすすめ出来るのは超ガラコの方です。しかし、スマートビューone耐久タイプは価格面で優位(2020年時点)なので、手間を惜しまない方ならこちらも一考の価値があると思います。
キイロビン
超ガラコ
スマートビューone耐久タイプ
関連記事